さいまじのデッキ置き場

ただの一般YPによるデッキ置き場。手持ちのデッキをそれっぽく解説するだけのブログです。更新頻度は最悪ですのでよしなに

【Kozmo】 ~バトル=展開のファンタジスタ~

こんにちは。さいまじです。

 

記念すべき、更新一回目です。特に祝うほどのことでもないですが。

 

初めての更新なので、ここは私のお気に入りのデッキを紹介しようと思います。基本タイトルでモロバレですね。

 

今回ご紹介するのは、こちら。

 

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9期に海外からやってきた【Kozmo】です。

 

でははじめに、Kozmoの紹介をしたいと思います。

Kozmoは光・闇属性の、サイキック・機械族からなるテーマです。種族によって共通効果が異なり、非常に強い効果シナジーを形成しています。

 

サイキック族のKozmoは、フィールド上にいる自身を除外することで、自身よりもレベルの高いKozmoを手札から特殊召喚する効果と、ライフコストを支払うことで固有の効果を発揮します。前者の除外による特殊召喚効果が共通効果となってます。

サイキックKozmoは基本的にレベルが1~4、加えてレベル5で成り立っています。

 

画像の【Kozmo-フェルブラン】を見てみましょう。①の効果が特殊召喚効果、②の効果がライフコストを支払う効果となってますね。フェルブランはエンドフェイズ時に不確定なサーチを行うことができます。他にも見てみましょう。

 

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1枚目は【Kozmo-ドロッセル】、2枚目は【Kozmo-ダーク・エルファイバー】です。両方とも①の効果が共通してますね。

 

ドロッセルの②は相手にダメージを与えると500のライフと引き換えにKozmoカードをサーチする効果です。サーチ範囲は広く、全てのKozmoにアクセスできます。

エルファイバーの②の効果は、1000ライフ払うことでモンスター効果の発動を無効にできます。テーマ内でも数少ない無効効果所持者であり、この子がサイキック族で唯一レベル4を超えたサイキックKozmoです。

 

このように、サイキックはライフを使うことで様々な効果を発揮できます。

加えて、画像をご覧になっていれば分かるかと思いますが、②の効果は「このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない」……いわゆる「ターン1制限」が付いていない効果です。複数並べるor出し直すことで何度も利用できます。

 

さらに、①の特殊召喚効果は「相手ターンでも発動できる」効果、いわゆるフリーチェーンとなっており、手札にKozmoを抱えていれば実質効果対象に耐性を持つことになり、かつバトルフェイズ中でも展開を行える効果となっています。

この①の効果を利用して連続展開、というのがKozmo基本の動きです。

 

しかし、サイキック族は打点がそこまで高くはありません。Kozmoの打点担当はすなわち機械族です。ここからは機械族の解説になります。

 

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機械族は、見た目が宇宙戦闘機って感じですね

 

機械族のKozmoは①に固有効果を持ち、破壊されると墓地から自身を除外することで、自身よりもレベルの低いKozmoをデッキから特殊召喚する効果を共通で持ちます。全員レベルが5以上というのも特徴です。比較的ステータスも高いほうです。

 

また、

 

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【Kozmo-スリップライダー】や【Kozmo-ダークシミター】のような特殊召喚成功時に効果を発揮するものもいます。ライダーは魔法・罠、シミターはモンスターを破壊できます。他にもいますが、ここでは割愛させていただきます。

 

そして、レベル7を超えると「相手の効果の対象にならない」の耐性を得ます。この2枚で比べると分かりやすいですね。

この2枚のみならず、各種固有効果とリクルート効果にターン1制限はありません。めちゃくちゃもいいところですが、これがKozmoの強みになります。

 

シミターのモンスター破壊は自分のモンスターも破壊できます。機械族Kozmoを破壊すれば、デッキから任意のKozmoを呼び出すことも可能となります。除去によし、リクルーターによしと、シミターはデッキの潤滑剤として最も利用することになります。

 

Kozmoを運用する際はサイキック族のフェルブラン・ドロッセル、機械族のライダー・シミターを軸として動かしていきます。

サーチを行い、フリーチェーンでライダーたちを呼んで相手の場を荒らす、もしくはバトルフェイズ中に出して攻撃する、というのが基本戦術になります。

 

攻撃性能もそうですが防御面にも優れ、機械族は破壊されてもデッキから後続を呼べるので、盤面に壁を維持しやすく、サイキック族を呼びまた機械族を出せば耐久ルート2週目にも入れます。

このリクルート効果はダメージステップ終了後のタイミングなので、遊戯王界きっての最強幼女こと【灰流うらら】の妨害を受けにくいのもいいのですね。基本、このKozmoにうららが刺さるタイミングはフェルブランのサーチくらいなもので、そのあたりはストレスフリーで、私は好きです。

 

 

では、ここからがデッキ紹介になります。あくまで私の構築なので、参考までにお願いします。

 

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こちらが、私がよく使用する構築となっています。モンスターが25枚(増Gは含まないとすれば22枚)と多めですが、Kozmoの効果の関係上、これでもしっかり回ってくれます。

運用としましては、エルファイバーやシミターなどで妨害を行い、隙を見て一気に攻め込む感じですね。バトルフェイズ中にサイキックKozmoの効果を用いて高打点の機械Kozmoを展開、ライフを一気に削ります。

盤面に応じて各種魔法・罠カードを用いるなり、シミターで他の機械族を破壊し次の打点を用意するなりしていきます。

 

基本の動きと構築の確認は済んだので、次は相性のいいカードを見ていきましょう。以下続きます。

 

モンスターの中に、明らかに見慣れないカードがいますね。詳細はこちら

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【機巧狐ー宇迦之御魂稲荷】、私はお狐ちゃんと呼んでいるカードです。

少々効果が分かりにくいですが、手札にある状態でデッキからモンスターが特殊召喚されると手札から出てくる効果、そして相手モンスターを対象に取り、対象のモンスターの属性と同じで、攻守のステータスが同じモンスターをデッキから出す効果となってます。バーンはおまけです。

 

②の効果が難解ですが、デッキから出すモンスターの条件が、

1.攻守のステータスが同じであること。例として、フェルブラン、お狐ちゃんはステータスが同じ。

2.対象となった相手モンスターと属性が同じであること。

になります。

例えば、相手がデッキから【オネスト】を特殊召喚したとします。その際に反応してお狐ちゃんを特殊召喚、そしてオネストを対象にします。オネストは光属性なので、同じ光属性で攻守が同じなフェルブラン(攻守が0/0)をデッキから特殊召喚することができます。

そうすると、後攻でもフェルブランのサーチが使えたり、そのまま手札のKozmoと出せたりと、後攻0ターンを可能にしてくれるのです。また、相手が出したのが闇属性であれば、攻守1000/1000の【Kozmo-シーミウズ】が特殊召喚できます。光と闇の2属性は遊戯王界でも広く生息しているので、効果に困ることはそうそうないでしょう。

 

デッキから特殊召喚、の部分は自分でもトリガーを引けるので、シミター自壊からでも出せます。このように非常に相性がいいので、私は採用しています。

 

次は魔法・罠を見ていきましょう。

 

まずはテーマカードから。フィールド魔法【Kozmoーエメラルドポリス】。除外されているKozmoを回収する効果、手札のKozmoモンスターをデッキに戻しその枚数分ドローする効果、破壊された場合にKozmoカードをサーチする効果、の3つも持っています。欲張りセットもいいところですね。

 

続けて、速攻魔法【抹殺の指名者】。このカードはKozmoの展開を手助けしてくれる補助カードでもあります。

カード名を宣言し、デッキからそのカードを除外する効果、加えてターン終了時まで除外した同名カードの効果を無効にできます。これでKozmoモンスターを除外し、エメラルドポリスで回収すれば実質確定サーチを行えます。

もちろん増Gを除外し、安心して展開するのもいいでしょう。Kozmoは特殊召喚回数が多くなる場合もあるので、ちゃんと防御カードとしても活用できます。

 

【ワン・フォー・ワン】【緊急テレポート】も相性ばっちりです。前者はフェルブランを、後者はレベル3以下のサイキック全てにアクセスできます。召喚権を使わずにすむのもあり、非常に強力です。

 

次は罠カードです。まずはテーマカードから。

Kozmoのみならず、遊戯王で見ても最強除去に分類されやすい【Kozmo-エナジーアーツ】。ドロッセルが苦しんでいるイラストのカードですね。

自分フィールドのKozmoモンスターを対象にして発動。対象のKozmoを破壊し、フィールド・墓地のカードを『選んで除外』する効果となってます。墓地にも干渉できるのもいいポイントなのですが、それ以上にあらゆる体制をすり抜けて除去ができるのが強力です。対象に取らず除外するので、晩年はびこっている「効果の対象にならない」「破壊されない」を無視できます。どう考えても強いです。

 

そして、私一押しの罠カードがこちら。

 

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罠カード【竜嵐還帰】。除外されているモンスターを特殊召喚し、エンドフェイズ時に場にいれば手札に戻す効果を持つカードです。

 

Kozmoは効果の関係上除外ゾーン(除外がゾーンかはさておき)に溜まりやすいです。除外された中から好きなKozmoを出せるうえ、効果を無効にしない点が相性◎、手札に戻せばサイキックKozmoで再召喚もでき、まさにKozmoのためにあるかのようなカードです。

これでダークシミターを出しながら相手モンスターを破壊、エンドフェイズ時に手札に戻し、場にサイキックKozmoがいれば効果を使ってまた出して破壊。あえて自身を破壊しデッキからライダーを特殊召喚し相手のバックを割る、などなど、この1枚でできることが大幅に増えました。

 

罠カードと即座には使えませんが、相手ターンやバトルフェイズ中にも使える点は、まさにKozmoです。Kozmoの名をあげてサーチしたいほどですね。

 

エクストラに関してですが、使いやすいリンクを適当にいれるのがいいでしょう。構築次第ではエクシーズのランク3~5が使いやすく、シミターが並ぶこともあるのでランク8も採用できます。Kozmoはエクストラに依存しないデッキですので、ここは本当に好みでいいです。

 

相性のいいカードは、他にも【闇の誘惑】や【強欲で金満な壺】もドローソースとして相性がいいです。どちらも強力なドローカードであり、エクストラ利用頻度が高くないデッキですので、強金も視野に入ります。

しかし、属性が2つあるので前者は若干使いにくい時があり、後者はドローができなくなるので、エメラルドポリスのドロー効果が使えなくなってしまいます。ここは好みで採用するといいでしょう。

 

 

こんな感じの構築ですね。無難に使いやすい構築を目指して作りました。そもそもの動きが強く、対応力が高いので色んな対面で出しています。

10期、11期のカードと比べてもカードパワーは引けを取らないので、Kozmoというテーマが気になったら組んでみてはいかがでしょうか?

 

余談ですが、Kozmoのモチーフはスターウォーズオズの魔法使いと言われています。ドロッセルが名前がドロシーっぽく、エルファイバーはどこかダースベイダー感があります。機械族のデザインとシーミウズがどうにもそれっぽいです。フェルブランなんかはどう考えても……これ以上はよしておきましょう。

 

以上で、Kozmoの紹介を終わります。いかがでしたでしょうか。少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

 

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。執筆者、さいまじでした。