さいまじのデッキ置き場

ただの一般YPによるデッキ置き場。手持ちのデッキをそれっぽく解説するだけのブログです。更新頻度は最悪ですのでよしなに

【破械】 ~Kの意志を継ぐもの/破壊衝動を使いこなせ~

こんにちは。ブログの更新をサボる者、さいまじです。

 

公認大会が楽しすぎるのが悪いんです。私は環境ではないデッキで地雷するのが好きなので、分からん殺しするのが楽しいんですよね。戦績は微妙ですが、公認大会であろうと楽しむのがスタンスなので、特に問題はないです。でも勝ちたいですね……

 

 

 

というのは置いといて。デッキ紹介をしていきましょう。

今回の内容はおおまかに下記の順番で進行します。

 

 

それでは早速、やっていきましょう。

 

 

 

テーマ解説

 

今回ご紹介するのはこちら。

 

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【破械】になります。

 

――先にどうして破械をチョイスしたのかを喋ります。

破械は最初フリー用に使い、調整ののち公認大会でも使っていました。その際友人らから「何やってるかよく分からない」「難しそう」というコメントをいただきました。私は後述する類似テーマの使用歴のおかげで簡単に使えますが、一部の人はそうではないと知りました。

なので、今回は自分流の動き解説を交えつつ、この子を紹介しよう、と決めたわけです。

 

余談はここまで。では破械の解説に入ります。

 

 

破械は悪魔族で統一されたテーマでリンク召喚を主体とし、テーマ名通り「破壊すること」を軸に戦います。メインデッキにはレベル3の破械が3種、レベル8が2種。リンク体は2→3→4と徐々に進化するようなデザインで1体ずつ存在しています。

 

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こんな感じですね。魔法罠にも破械名が入っており、専用サーチの《雙王の械》(そうおうのかせ)で自在にサーチが可能となっています。

 

 

では各カードを簡単に解説いたします。

 

 

《破械童子アルハ》☆3 炎属性

・自分のカードを対象に手札で効果を発動、対象のカードを破壊しながら特殊召喚

《破械童子ラキア》☆3 水属性

・自分のカードを対象に発動、そのカードを破壊する。この効果はスペルスピード2(いわゆるフリーチェーン)

《破械童子サラマ》☆3 闇属性

・自分の墓地の破械カードを対象に発動(モンスター・魔法・罠どれでも可)、そのカードをセットし、その後自分のカードを破壊する(ここまで一連の処理。注意)

《破械神の禍霊》☆8 闇属性

・相手の表側表示モンスターを対象に発動、そのモンスター+自身とで闇属性リンクモンスターをリンク召喚する。自身の攻撃力は?、墓地の破壊カードの数×300上昇する

 

また、戦闘・効果で破壊されると下級体はデッキから、禍霊は墓地から破械モンスターを特殊召喚できます。これを利用しアルハ→ラキア→サラマ→禍霊とリクルートし禍霊の墓地蘇生を使えばなんと5回も破壊を耐え忍ぶことができます。

 

――注意事項として、アルハとラキアの自分のカードを破壊する効果を発動すると、その後はターン終了時まで悪魔族しか特殊召喚できなくなります。うっかりして別の種族を出さないように気をつけましょう。

 

メインに入るモンスターはあと1体存在します。

 

《雙極の破械神》☆8 闇属性

・自分の場のカードが破壊されると手札から特殊召喚。召喚・特殊召喚成功時、手札を1枚捨てて発動。場のカード1枚を対象に取らず破壊する。破壊されたターンのエンドフェイズ時、墓地から特殊召喚可能(ただし雙極は1ターンに1度しか特殊召喚できない)

 攻撃力が3000あり、対象に取らない破壊、蘇生効果等色々備えています。雙極の登場によりエクストラに依存しない戦い方もできるようになりました。

 

 

お次はリンク体です。

 

 

《破械神ラギア》リンク2 闇属性 条件:破械神を含むモンスター2体

・相手のメインフェイズ時、特殊召喚された表側表示の相手モンスターを対象にして発動。そのモンスター+自身で闇属性リンクモンスターをリンク召喚する

《破械神アルバ》リンク3 闇属性 条件:破械神を含むモンスター2体以上

・自分のメインフェイズ時、表側表示の相手モンスターを対象にして発動。そのモンスター+自身で闇属性リンクモンスターをリンク召喚する

 この2体は共通効果として、戦闘・効果で破壊されると墓地の悪魔族モンスターを手札に加えることができます。種族指定なので回収範囲が広いのが特徴ですね。

 

《破械雙王神ライゴウ》リンク4 闇属性 条件:リンクモンスター2体以上

・自身以外の効果でカードが破壊された場合(破壊効果の処理後チェーンブロックを作る)、モンスターが戦闘破壊された場合、エンドフェイズ時にそれぞれ1ターンに1度効果を発動。場のカード1枚を対象にしてそのカードを破壊する。

 ライゴウがあらゆる手段をもってカードを破壊します。打点は3000と単純に高く、何もしなくてもエンドフェイズを迎える度にカードを破壊できるので、立てておくだけでもしっかりと機能してくれます。

 

 

モンスターは以上、次は魔法罠です。

 

 

《破械雙極》罠

・手札または墓地から破械モンスター1体を対象に取らずに特殊召喚

《破械唱導》罠

・自分の破械モンスターと場のカード1枚を対象に発動、その2枚を破壊する

《破械神の慟哭》永続魔法

・自分が破械神リンクモンスターをリンク召喚した場合、場のカード1枚を対象に効果を発動、そのカードを破壊する

《雙王の械》魔法

・デッキから破械カード1枚を手札に加える(シンプルで強い)

 さらに共通効果として、セットしている状態で破壊されるとデッキから破械モンスターを特殊召喚できます。

 

 

各カードの効果はどこかで見たようなシンプルなものばかりで覚えやすいですね。

――禍霊やリンク体であるラギアとアルバは、超融合が如くリンク召喚を行います。初めて見た時は中々衝撃的、効果のわりに出しやすいときています。超リンク召喚や各カードの破壊を絡め、展開や戦闘を行うのが基本戦術となっているようです。

 

 

画像もない、効果の羅列で既に疲れてるとは思いますが、これらを踏まえて基本展開編に移ります。

 

 

基本展開

 

 

では展開の紹介に移ります。上記のカード効果を踏まえ、頭の中でイメージしながらご覧ください。

 

 

《基本パターン》

 

必要カード:アルハ+破械魔法罠

 

1.破械魔法罠をセットし、セットしたカードを対象にアルハの効果を発動、対象のカードを破壊しながらアルハを特殊召喚

2.破壊された破械魔法罠の効果を発動。デッキからサラマを特殊召喚

3.サラマの効果を発動、対象は墓地の破械魔法罠。対象のカードをセットし、アルハを破壊

4.破壊されたアルハの効果を発動。デッキから禍霊を特殊召喚

5.禍霊とサラマの2体を用いて、リンク2のラギアをリンク召喚

――コストに使った魔法罠を回収しつつ、相手にプレッシャーを掛けるためのラギアを場に用意できます。

 

基本はこのラギア+破械魔法罠を構えていきます。アルハはラキアでも代用が可能で、ラキア始動にする場合は召喚権を使います。

足りないカードは《雙王の械》で持ってこれるので、この動きはかなり通しやすいです。最悪、械をセットして破壊してもラギアを出すことは可能なので、使った感じ事故率は非常に低い印象があります。

 

 

《パターン2 基本の応用 後攻の場合》

初手:アルハ+破械魔法罠

1~4までは基本と同じなので省略

5.禍霊の効果を発動、対象は相手のモンスター。禍霊と対象のモンスターとでラギアをリンク召喚

6.ラギアとサラマでトロイメアユニコーンをリンク召喚。効果で手札を1枚捨てつつ、相手の場のカード1枚(厳密には場のカード1枚)をデッキに戻す。

――禍霊からユニコーンへと繋げることができ、相手の場のカード2枚を除去できます。これらを自然とできるのも強みですね。

 

また、これらの展開途中に自分のカードが破壊されていますね?

なので、手札に雙極の破械神があると、場数を増やしつつさらに除去が可能となっています。

 

破械での展開は、とりあえずこの2つを覚えておけばどうにかなります。展開に使うカードは全部破械で統一されているので、覚えるのにあまり苦労はしないと思います。

 

 

《パターン3 バトルフェイズ中での連撃展開》

必要カード:場にアルハ、ラキア、サラマ。相手の場に攻撃力1500以上のモンスター(壊獣等がいると好ましい)

(0.手札に壊獣があるなら相手の場に特殊召喚。ガメシエルが理想)

1.アルハで自爆特攻。破壊された時の効果を発動、デッキから雙極の破械神を特殊召喚(この時の場:ラキア、サラマ、雙極)

2.特殊召喚成功時の雙極の効果を発動(手札を1枚捨てる)、相手のモンスターを破壊

3.ラキア、サラマ(各ATK1500)、雙極(ATK3000)で攻撃。総ダメージ6000

4.ラキアの効果(フリーチェーンで自分のカードを破壊する)を発動、サラマを破壊

5.破壊されたサラマの効果を発動。破械モンスター1体を特殊召喚し、追撃(下級体なら+1500で7500。墓地の破械カードが多ければ禍霊、7枚あれば2100となり合計で8100)

――自爆特攻からのリクルート、ラキアの効果で後続を出せるのでダメージを伸ばすことが可能です。

コントロール系に見られがちな破械ですが、このような展開を行うことで一気にダメージを稼げるのも特徴といえます。

後続を出す際、ラキアでなく罠の《破械唱導》を使えば、攻撃の終わった下級2体を破壊してさらに+3000できます。単純に1打点追加できる《破械雙極》も利用できます。伏せカードや手札に応じて展開を変えましょう、この辺は少々慣れがいります。

 

 

以上が破械だけで出来る展開例です。ここに他のカードを絡めればより展開の幅がでますが、このブログ内ではあくまで純構築とさせてもらうので、ここまでとします。

 

 

長くなりましたが、次でようやくデッキレシピとなります。参考程度に見てくだされば幸いです。

 

 

デッキレシピ

 

 

それではデッキレシピの公開となります。

 

 

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このような構築で、私は公認大会に出ていました。それでは各カードの採用枚数等について、軽く解説をば。

 

 

まずはメインから見ていきます。

展開の初動に関わる下級の破械と破械罠・雙王の械は3枚、上級の禍霊・雙極は2枚です。この構築に置いては永続魔法の慟哭は使いません。1枚あってもいいと思います。

 

――伏せ除去兼下級破械がいない時の展開補助としてサイクロンが3枚、激流葬も3枚です。

最近よく採用される《コズミック・サイクロン》よりはサイクロンの方がこの構築では有用です。自爆特攻を織り交ぜるためライフが重要、かつ破械罠を破壊して展開に繋げることも可能な点からサイクロンの採用です。

激流葬も、破壊される分にはリカバリーが簡単であり、自ターンでも強く使えるカードとしてフル投入しています。

 

――永続罠にはメタ罠といえば、な《スキルドレイン》3枚に、除外メタの《王宮の鉄壁》があります。

破械のデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚したり回収したりする効果は全て墓地発動なので、場だけ無効にするスキルドレインとは好相性です。ライフを1000払う価値はとてもあります。必要なくなれば手札のアルハで破壊ができるので、全く不便がありません。

鉄壁をメインから入れている理由は単なる除外メタ以上に、相手ターンで展開する際に最も注意しなければいけない《墓穴の指名者》に対してカウンターするためです。最強幼女こと《灰流うらら》以上にこのカードは厳しいので、対策のために入れています。これは個人の裁量なので、抜いてしまってもいい気がします。

 

――ほかに目を引くのは各種壊獣と《抹殺の邪悪霊》でしょうか。

壊獣は破壊耐性を持つモンスターの除去札であり、自爆特攻の的を作るためのカードです。《妨げられた壊獣の眠り》と合わせて盤面を一層しながら一気にライフを削る際にも用います。中盤以降は眠りの墓地効果(除外して壊獣1枚をサーチ)があるので、序~中盤に圧を掛けるために使います。

余談ですが、壊獣投げて眠りでお掃除して破械で特攻を仕掛けるさまを見ていた知人が「正気の沙汰じゃない」と漏らしたのを私は聞いていました。基本戦術なんですがね、なぜ正気じゃないと言われるのか……はてさて。

 

お次は《抹殺の邪悪霊》。このカードは破械の耐久性能を何倍にも高めてくれる1枚です。

まず、相手が攻撃してきたダメージステップ開始時に手札から捨て、墓地の☆8の悪魔族を対象にして発動(破械では禍霊と雙極)。そのモンスターを効果無効にして特殊召喚し、戦闘をそのモンスターに移し替えます。雙極はATKが、禍霊はDEFが3000あるので返り討ちにしたり、禍霊を破壊させて墓地蘇生等に繋げられます。ちなみにダイレクトアタック時でもダメステに入ってるので発動可能です。覚えておきましょう。

さらに、☆8悪魔族が墓地に送られると墓地から手札に加える自己回収効果を持ちます。これでターンを跨いで何度でも攻撃をいなせます。

1枚のみの採用なので引けるかどうかになりますが、引ければラッキーくらいに留めておきましょう。一つ注意点として、これで耐久を繰り返していると対面の人や観戦してる人が露骨に嫌な顔してきます。なんででしょうねぇ……。

 

 

メインは以上で、エクストラに移ります。

 

 

ラギア、アルバは中核となるカードなので3枚、他は裁量で1枚ずつとなっています。ライゴウや《アクセスコード・トーカー》の解説は省きます。アクセスは語るまでもないでしょう。《トロイメア・フェニックス》も同上で。

 

《トロイメア・ユニコーン》《トポロジック・トゥリスバエナ》はラギアで出す候補です。ユニコーンなら除去、バエナは伏せが強力なデッキに対して使います。この辺りは使い分けになります。相手を見極めて利用しましょう。

またユニコーンは悪魔族なので、アルハ・ラキアの効果使用後でも使える貴重な除去札です。大事に使いましょう。といっても投げるだけですが。

 

《トポロジック・ボマードラゴン》も強力なカードですね。

破械のリクルートや蘇生で何度もお掃除効果を使い盤面を更地に。綺麗になったタイミングで雙極や墓地を肥やした後の禍霊を出し、一気に攻めこむ……なんてこともできます。召喚条件が効果モンスター2体以上なので、ラギアでリンク2を吸えば簡単に出せる点も◎です。

 

融合モンスターは、サイドを見て分かる通り超融合用の採用です。超融合と一緒に抜いて別のカードを入れるもよしです。

 

構築紹介の最後はサイドデッキです。一応採用理由等を駄弁ります。

羽根帚とライスト、超融合は色んなデッキに対する後攻からの回答札です。とりあえず入れとけで入れてます。

 

《昇天の剛角笛》はパンクラや甘えたリンク召喚等へのカウンターに使います。効果は、チェーンに乗らない特殊召喚を無効にし破壊、相手に1枚ドローさせます。その後相手のメインフェイズを終了させるというカードです。フェイズスキップが強力なのでドローさせる点には目を瞑っています。結構な遅延になるのでオススメです。

似たカード(?)として《神の通告》を入れています。召喚無効に使うほか、痛いタイミングで飛んでくるうららなどの手札誘発に対して使います。ライフを失うので、使う際は対面の動きに注意して使いましょう。

 

《魔封じの芳香》は相手の羽根箒を封じる以外に、相手の動きを遅らせる目的で使います。最近は採用が減ったカードではありますが、遅延性能は未だ衰えていません。無理矢理セットさせたうえで盤面にライゴウを用意できれば、エンドフェイズ時に破壊して事実上のハンデスになります。対面によっては効きにくい場合があるのでサイドからとなっています。

 

《強欲で金満な壺》ともう1枚の壊獣は後攻を取ることになった際に手数を増やす目的があります。両方1枚ずつなのは、あくまで展開の補助以上の目的をもたないから、と見ています。

ゴーキンはエクストラのカードが飛ぶリスクがあり、展開に使うカードや除去札がなくなるのは厳しいので、この構築ではサイドに落としたうえに1枚のみです。

追加の壊獣は後手で壊獣を引く確率を上げるため以外に、眠りを使いやすくするためです。手札で壊獣が重複してしまうと眠りが発動しにくくなったり、サーチが使えなくなったりするので、その辺りを安定させるため、追加の1枚を入れている感じです。

 

 

また全体的な特徴として汎用の手札誘発等を採用していないのが見て取れると思います。

入れてもいいのですが、破械や壊獣を引きにくくなるのを嫌って全部抜きました。最初から後攻になった時相手の妨害ができないのは痛いのですが、捲る用のカード(壊獣関連)を投げまくってどうにかする方が実際強かったです。

執筆当時の環境が低速で、召喚獣やサンドラでも《召喚獣メルカバー》《超雷龍―サンダー・ドラゴン》などは単体しか立たないのでそこに壊獣を当てて終わりというわけです。苦手モンスターはこうして処理する方がイイ、と結論を出しました。

 

《増殖するG》だけはアリなのですが、最終的には不採用となりました。Gの効果で引きすぎてしまうとデッキ内の破械が少なくなる、同種を複数引くなどして耐久性能が著しく低下してしまったことが多々あったためです。加えてGはカウンターされやすいカードで、伏せ主体のデッキには通用しにくいのもあって抜けていきました。

 

上記の理由があり、この構築では手札誘発関係は全部抜きました。その分自分の動きをしっかり通すことに重きを置いているので、全く動けないということがとても少ないです。激流葬やスキドレの存在もあり、結構安心してターンを渡せます。

 

 

 

最後に、破械と相性のいいカードを私なりにピックアップします。こちらも参考までにどうぞ。

 

・ラヴァゴーレム、サタンクロース

この2枚は壊獣同様の除去能力を持ちます。ラヴァゴは2体同時に取れる点がかなり優秀です。

ラヴァゴは出してしまうと通常召喚(モンスターのセットも含む)ができなくなるので、展開するとなるとアルハが必須となります。少々初手の要求値は高くなってしまいますね。サタンクロースはデメリットはほとんどないものの、守備表示で出すので自爆特攻ができない点がマイナスです。

――また、上記のラヴァゴとサタンクロースに加えメインから採用されている《多次元壊獣ラディアン》は種族が悪魔族なので、相手に投げて除去した後はラギア・アルバで回収ができます。リサイクルができるので、壊獣たちと入れ替えて採用してみてはいかがでしょう。

 

・《つり天井》通常罠

こちらは場にモンスターが4体いると発動、場のモンスター全てを破壊するカードです。条件を満たしていると自由に発動できる激流葬、とでも言いましょうか。展開をよくする【電脳堺】に有利に働きます。サイドデッキに入れてみるのもいいですね。

 

・《身代わりの闇》通常罠 +《彼岸の悪鬼スカラマリオン》☆3 闇属性 悪魔族

場のカードを破壊する効果が発動された時に発動、その効果を無効にしながらデッキから☆3以下の闇属性を墓地に送れます。これでスカラマリオンを落として使うまでがセットです。

スカラマリオンは墓地に送られたターンのエンドフェイズ時にデッキから☆3の悪魔族を手札に加えられます。これで抹殺の邪悪霊をサーチできるわけですね。

――自分の伏せカードや永続罠を守りながら、次のターン以降の防御札が用意できるのが◎です。スカラマリオンは手札に来てもラギアユニコーンをした際の手札コストに切れば問題なく利用できます。セット採用の価値は大いにあり、私は実際に使っていた時期がありました。非常に強力でしたね。

 

・《儚無みずき》☆3 水属性 アンデット族

もっとも相性がいい手札誘発モンスターのみずきです。効果は、相手がメイン・バトルフェイズでモンスターを特殊召喚する度に、そのモンスターのATK分ライフが回復するというものです。ただし回復できないとエンド時に自分のライフが半分になります。

自爆特攻を絡める都合上、ライフ管理がとても大事になります。そんな時にこの1枚、チェーンブロックを組む特殊召喚に対して使えば確定回復となり、回復兼その後の展開抑止になります。今一番採用したいカードです。

――回復する数値ですが、召喚成功時の数値を参照します。たとえば相手がダイーザを特殊召喚した場合、元々の攻撃力は?(すなわり0)でも場に出る際に除外の枚数を参照して攻撃力があがるので、上がったあとのATKで回復します。除外が十枚なら4000なので4000回復します。アポロウーサ等でも同様です。対してアクセスコードトーカーのようなモンスターは効果を発動したのちに上昇するので、彼を例にするなら回復量は2300になります。注意しましょう。

 

以上が好相性カードの紹介になります。

 

 

 

終わりの挨拶

 

 

いかがでしたでしょうか。画像がほとんどなく、文字だけの解説で非常に読みにくかったことと思います。お疲れ様でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

破械は思っているよりも簡単です。いろんなテーマ同様、使い込むほどたくさんのことができるテーマなのです。デッキパーツは全体的に安いので、もし新デッキに悩んでいるのならぜひ使っていただきたい、と思っています。

 

やりかた次第で大会環境でも十分通用する実力を備えた【破械】、もし興味があるなら使いましょう。沼にはまること間違いなしです。

――余談です。タイトルの「Kの意志」のKはKozmoのことです。Kozmoも破械のように破壊が効きにくく、バトルフェイズでも展開して戦うデッキです。既に私が記事をあげているので、破械と合わせて組んでみてはいかがでしょうか。こちらも楽しいですよ。

 

 

以上で、破械語りを終わりたいと思います。改めて、ここまで読んでいた方全てに感謝を。ありがとうございました。執筆者、さいまじでした。

 

それでは、また次回。ごきげんよう